最近お客様と話題になった
老後の年金について語ってみましょう。
皆さんは
今後の社会保障制度は
どうなっていくと思いますか?
あくまでも私の私見です。
まずは歴史から!
国民年金は昭和36年4月
に施行されました。
ちなみに厚生年金の施行は昭和17年です。
昭和36年に
全国民がなにかしらの公的年金に
加入することになりましたが
老齢年金(国民年金)の支給開始年齢は
当時から65歳支給です。
※厚生は段階的に引き上げられてます。
その当時の平均寿命は
男性66.03歳、女性70.79歳です。
65歳時点の平均余命は
男性11.88年、女性14.10年です。
男性は約77歳、女性は79歳まで
生きる計算になりますね。
つまり老齢年金の支給は
男性約12年、女性約14年となります。
では令和2年の
65歳時点の平均余命はどうなんでしょうか?
男性20.05年 女性24.91年です。
男性は約85歳 女性は約90歳となり
老齢年金の支給は
男性20年、女性25年となります。
国民年金施行当時と比べて
年金の支給期間が男性8年、女性11年と
伸びていることになります。
これを維持するのは
結構ムリがあると思いませんか?
また諸外国に目を移すと
支給開始年齢の改正が行われていて
●アメリカ
2027年までに67歳に引上げ
●イギリス
2028年までに67歳、
2046年までに68歳に引上げ
●ドイツ
2029年までに67歳に引上げ
上記の国に比べて、日本は長寿国家です。
それを考えると、
日本が65歳支給開始年齢を維持するのは
厳しいのかもしれません。
ちなみに、令和3年4月に
高年齢者雇用安定法が改正されて
【70歳までの継続雇用の努力規定】
が施行されました。
今後、70歳までの継続雇用について
努力規定を【義務】に
きっと変えてくると思います。
つまり
70歳まで働ける環境を用意するから
年金の支給は70歳からね!
となってもおかしくはありません。
(マクロ経済スライドで年金が
調整されるので金額下がって65歳支給が
維持できるかもしれませんが…)
どちらにしても
将来どうなるかは分かりませんが
70歳まで働ける体力づくりは
しておいた方が良いかもしれません!
健康大事!
皆さんも是非
自分なりに考えてみてくださいね。