安心して100歳まで生きられる資金づくりをお手伝い
FP事務所みらいはれ

年金受給中に夫が亡くなったら(1)

今日の【みら豆知識】は
老齢年金受給をしている夫婦で
夫が亡くなったらどうなるの?

です。

平均寿命的に
いつも旦那さんが
先に亡くなってすみません。

でもね!

日本では夫が
亡くなってしまった後の
残された妻が大ピンチです。

きっとあと10年もすれば
社会問題にも
なっていると思います。

皆さんもご存じの通り
旦那さんが亡くなったら
遺族年金がもらえますよね。

この遺族年金は
「旦那さんの年金の半分」
という口コミがあります。

ほんと?

自分の老齢年金+遺族年金
として旦那さんの年金の半分?

みんなそうなのかな?

いや、そんなことはないです!

遺族年金がもらえる条件

遺族基礎年金
→18歳未満の子がいる場合

遺族厚生年金
→老齢厚生年金の受給をしていて
資格期間が25年(300月)必要

※老齢年金の資格期間は10年です。

では、遺族年金の計算をしてみましょう。

65歳以上で老齢年金を受給している妻が
受け取れる遺族年金は
AとBを比較して高い方です。

A:夫の老齢厚生年金(報酬比例部分)の3/4

B:Aの2/3+妻のと老齢厚生年金の1/2の合計

モデルケース

会社員の夫と専業主婦や扶養内パートの妻

夫の受給の老齢年金
→基礎年金と厚生年金

妻の受給の年金
→基礎年金のみ

※18歳未満の子なし
※経過的寡婦加算は考慮しない

(生存時)


老齢基礎年金78万円
老齢厚生年金額(報酬比例部分)80万円 
合計158万円


老齢基礎年金78万円

合計236万円

(旦那さん死亡時)

A:60万円
B:40万円
多い方は、A:60万円


老齢基礎年金78万円→0万円
老齢厚生年金額(報酬比例部分)80万円
→遺族厚生として60万円


老齢基礎年金78万円

合計 138万円

旦那さんの年金の半分ではなくて
老齢厚生年金の半分です。

あっ結構あると思った奥様!

旦那さんが亡くなったら生活費は
半分になりますか?

物価の上昇はとまりますか?

そんなことないですよね。
かかる費用は上がっていきますよ 。

とっても長くなったので
次回はモデルケースを変えて
計算してみましょう。

具体的なアドバイスをご希望の方は
個別相談をおすすめします。